工夫と改善、試行錯誤の日々
節約・家計管理

住宅ローンの借り換え 断念

今年に入ってから、家計の見直しを進めております。

そこで、現在みずほ銀行さんにて借りている住宅ローンの見直しを検討しました。

結論から申し上げますと、住宅ローンの金利交渉は失敗、借り換えは断念することとなりました。

今回はその経緯についてお伝えしたいと思います。

家計の固定費の見直し→住宅ローン交渉

2024年に入り新NISAも開始になったこともあり、持続的に積み立てが行えるよう家計管理を始めました。

今までの我が家は、かなりざっくりとした家計管理でした。学資保険で強制的にある程度の額が貯蓄に回される一方、その他のことに関してはほとんど意識せず、ボーナスを含めて何とか赤字になってない?といった程度。

これでは、いくら投資に回せるかもわかりません。

そこで、家計の管理が必要なことや固定費の削減が重要なことを知るわけなのですが、その過程で「住宅ローンは交渉できる」ということを知ったのです。

住宅ローンの交渉

住宅ローンの交渉とは、現在住宅ローンを借りている銀行に対して金利交渉を行い住宅ローンの金利を下げてもらう、ということです。

単純にローンの利息分の返済が減るわけですから、やらない手はありません。仮に月額1000円でも安くなれば、私の場合トータルで30万円近く返済が減ることになります。

ただ、銀行も商売ですから、単純に「住宅ローンの金利を下げてもらいたいんですけど」などと言っても通るわけはないですね。交渉をするためには「武器」が必要となります。

具体的には「他の銀行の住宅ローンの仮審査の通過」が必要です。

つまり、他の低金利の銀行で住宅ローンの借り換えの審査を行ってもらい、審査が通った段階で、現在の銀行に「他の低金利の銀行で住宅ローンの借り換えを検討しているのですが、もう少し今の金利は低くなりませんか?」と交渉するのです。

銀行としても、顧客が他の銀行に流れてしまうくらいであれば、金利を下げてでも継続的に住宅ローンを借り続けてもらえれば利益になるわけですから、「それでしたら・・・」と金利を下げてくれるわけです。

しかし、住宅ローンの借り換えは単純に金利が下がるだけではありません。借り換えに際しては、一括返済するための手数料や借り換えをする銀行に支払う手数料など、諸々の「手数料」がかかります。

これらを加味して現在の銀行も新たな金利を提示してくるわけですね。

もし金利の交渉に応じてもらえなければ、新たに住宅ローンの借り換えをすればよいわけですが、色々と手間もかかるので金利を下げてもらえるのが理想的となります。

しかし、結論として私の場合、金利交渉は失敗に終わりました・・・残念!

ネット銀行仮審査

現在私は、残債が1300万円程度、変動金利0.775%で住宅ローンを組んでいます。

私が住宅ローンの借り換えを検討していた際、他の大手銀行の住宅ローンの金利と比較してネット銀行の住宅ローンの金利の金利は大幅に低く、0.2%台という状態でした。

少々金利が下がったくらいでは、諸々の手数料を加味すると「借り換えを行った結果損をする」といったことになりかねないので、ネット銀行にて仮審査をお願いすることとします。

今回、私が仮審査をお願いしたのは「auじぶん銀行」さんと「ソニー銀行」さんの2行でしたが、残念ながらauじぶん銀行さんは仮審査の段階で審査落ちしてしまいました。

ソニー銀行さんは何とか無事に仮審査が通ったので、この結果を持ってみずほ銀行さんと交渉することとします。

交渉失敗

当初は窓口に行かなければならないのかと思っていたのですが、金利交渉自体は電話にて簡単に行うことが出来ます。

みずほ銀行さんに電話をかけ、「他の銀行さんの住宅ローンの金利が下がっているので、借り換えを検討しているのですが、もし御行にて金利を下げていただけるのであればありがたいのですが…」と伝えました。

電話に対応してくれた方は、「ネット銀行さんの金利は安いですよね。確認して折り返します」との事。

ドキドキしながら折り返しの電話を待ちます。

しかし結果は

「お客様の現在の金利は最大限低く設定してあり、これ以上は下げられない」「借り換えを検討しているのであれば、借り換えをしてしまったほうが良いと思う」との事でした。

少しでも下がるかと思っていたので、完全に想定外の結果に

「・・・あ、あぁ、そうなんですか」

とかなり間抜けな返答をしてしまいました。

後に細かく計算してみて感じたのですが、敗因としては

「住宅ローンの残債が比較的少なく、借り換えのメリットが少ない」ため、借り換えを行わないのでは?と思われたのかもしれません。

まぁ本当にこれ以上下げられなかったのかもしれませんが・・・

ソニー銀行さん本審査へ

みずほ銀行さんとの金利交渉に敗れた悔しさもあり、「だったら借り換えだ!」とソニー銀行さんの方で本審査をお願いすることとします。

本審査に必要な様々な書類をネット経由で提出しつつ、改めて毎月のローン返済がどのくらい減額になるのか細かく計算していきました。

結果として、毎月約3000円ほど住宅ローンの返済額が減るという結論に。

それだけ聞くと「まずまずかな」と思うのですが、実際には諸費用が40万円以上かかっています。それも加味して計算すると、実質的には毎月1000円ほどの返済額の減額となります。

「40万円以上かけて毎月1000円・・・むむむ・・・」

新しい住宅ローンは団信なども充実してきているというメリットもあるものの、あまり筋が良くない気もします。

そんなこんなで迷っているうちに、ソニー銀行さんより本審査通過のお知らせが届きます。

借り換え断念

ソニー銀行さんから本審査通過のお知らせが届いたのですが、やはり借り換えをするか迷っていました。当時ソニー銀行さんではキャンペーンを行っており、がん団信も無料でアップグレードしていました。私は家計の見直しの過程で20年ほどかけていたがん保険も解約していたので、団信でカバーできるのであれば一石二鳥です。しかし、40万・・・

そこで、ソニー銀行さんの担当の方に、素直に迷っていることを伝え一週間ほど猶予を貰うことにしました。担当の方には感じよく応対していただいて感謝しています。

結局、その一週間の間で娘が入院することになってしまうというアクシデントが起こってしまい、手元にある程度のキャッシュを残しておいた方が良いだろう、との判断から今回の借り換えは断念することとなりました。

結論

結論として、娘の入院が無かったとしても結局は借り換えは行わなかったかなぁ、というのが今の感想です(ソニー銀行さんには申し訳ないですが・・・)。

私の場合、残債が比較的少なかったために、借り換えのメリットが少ない状況となってしまいました。もう少し早く知っていれば違う結果になっていたかもしれませんが、金利との兼ね合いもあるので、タイミングも重要ですね。

ただ、住宅ローンの金利交渉は行ってもデメリットはないと思うので、まだローンが残っている方は試してみるのも良いと思います。

「面倒くさい」と感じる方もいるかもしれませんが、働いて同じ額を稼ごうと思ったら大変です。私は「金利交渉」も「借り換え」も行えなかったので、その後の手続きなどについてはお伝え出来ないのですが、時間単価で考えたらかなり効率の良い節約手段だと思います。

是非ともチャレンジしていただけたらと思います。

最後までお読みいただいてありがとうございました。