工夫と改善、試行錯誤の日々
ベランダ発電

折り畳み太陽光パネルをおススメしない理由

ポータブル電源を購入する際によくセットになっている折り畳みタイプの太陽光パネルがあるかと思います。

「いざという時に太陽光パネルがあったら安心だな」と一緒に購入される方も多いと思います。実は私も当時としては出力が多めのものを購入しました。

折り畳みタイプの太陽光パネルはキャンプやお庭で「ちょっと充電しておこうかな」といった用途には非常に便利なものだと思います。

しかし、個人的にはベランダ発電を行うに当たってはおススメしません。

そこで、本記事では、「ベランダ発電において折り畳みタイプの太陽光パネルをおススメしない理由」についてご紹介します。

なぜおススメできないか

私が購入したのは「BLUETTI PV200D」という比較的高出力のものでした。注文して自宅に届いてまず思ったのが、

「デカッ!そして重い!」でした。

おススメしない理由5選

・設置するのが大変

・スペースが必要

・日影に被ってしまいやすい

・固定できない

・値段が高い

・設置するのが大変

PV200Dのサイズは収納時で60.8 × 58.5 × 4.5 cm、展開時では幅が4倍になり60.8 × 210.5 cmにもなります。重さも8.14kgとかなりの重さです。

これを毎回ベランダに運んで、設置するのは正直大変でした。

ベランダの奥行きが2mくらいあるご家庭であれば、スペースにも余裕があるため比較的楽に設置できるかもしれませんが、私の住んでいるマンションのように奥行きが狭く、またエアコンの室外機などが置かれていると、余計に狭くなるため毎回の設置と収納は地味に面倒な作業となり、日常的にベランダ発電をしようとしてもなかなか長続きしません。

スペースが必要

マンションのベランダが広いご家庭であれば、太陽光パネルの横幅が2mほどあっても問題ないかもしれませんが、実際に設置してみると横幅2mは意外と大きいです。ベランダでは洗濯物を干す方も多いと思いますので、購入するとしたら事前にどこに設置できるのかを確認してすることをお勧めします。

日影に被ってしまいやすい

太陽光パネルはその一部に影がかかってしまうと著しく発電量が低下します。そのため設置する場所は日影にならない場所にする必要がありますが、マンションのベランダには当然落下防止のための柵が設置されています。

この柵でできてしまう日影を避けつつ、太陽光パネルを設置するのはかなり難易度が高いです。しかも時間の経過とともに日影も移動するので、更に難易度が上がることとなります。

固定できない

折り畳みタイプの太陽光パネルは、持ち運んで使用することを前提に作られています。そのため、恒常的に設置することを想定されていません。

毎回の設置と収納が面倒になると設置したままにしたくなるかと思いますが、折り畳みタイプの太陽光パネルは固定することが出来ません。

そのため、強風などの際は煽られる危険性があるため、恒常的に太陽光パネルを設置するのであれば、折り畳みタイプの太陽光パネルは避けた方が良いと思います。

値段が高い

基本的にどの製品についても言えることだと思いますが、持ち運んで使用できる製品は据え置きで使用する製品と比較して値段が高くなる傾向にあると思います。

太陽光パネルも同様で、同じ出力であれば据え置きで使用する製品の方が値段が安い傾向にあります。

上記したようにベランダ発電を行うのであれば折り畳みタイプの太陽光パネルではなく、据え置きタイプの太陽光パネルが適しています。

まとめ

ベランダ発電を行う際に折り畳みタイプの太陽光パネルをおススメしない理由をご紹介しました。

折り畳みタイプの太陽光パネルは、キャンプなどで地面に直置きできる環境で使用するにはとても良い商品だと思いますが、ベランダ発電のように「狭く、日影ができやすい」場所では使いづらいものとなってしまいます。

ぜひ用途に合ったものを使用し、なるべく楽にベランダ発電を継続していただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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