工夫と改善、試行錯誤の日々
パソコン

PCオーディオ再構築

先日、使用していたDAコンバーター(ケンウッドDPF-7002)が壊れてしまった事をお伝えしましたが、それに伴い、PCのオーディオ環境を再構築する必要性が出てきました。

今回はそれについて考えたことをお伝えしたいと思います。

そもそもどのような構成にするか

私はもともと使用していたコンポのCDプレーヤーがDAコンバーターとして優秀だったため、そのままPCオーディオに使用してきました。

DAコンバーター(DPF-7002)壊れる 使用しているオーディオ機器 最近「壊れた」話ばかりで恐縮なのですが、先日使用していたDAコンバーターが壊れてしまいました...

そのため、スピーカーは当然ですが、アンプやDAコンバーターが机の上にある状態で、比較的スペースが必要な状態でした。

しかし現在は様々な製品があり、選択肢が多様になっていますね。

特にデスクトップオーディオという概念も一般的となり、ニアフィールドでの視聴に適した製品もたくさんあります。

調べてみると小型のアンプも色々とある様子です。

今までは手持ちの機器を流用することが主体となっていたため、構成の選択肢は限られていましたが、今回は様々なプランを考えてみたいと思いました。

その中で私が考えた構成の候補は以下となります。

  • 1.DAコンバーターを新調し、アンプとスピーカーは流用して使用する。
  • 2.DAコンバーターとアンプを新調し、スピーカーは流用して使用する。
  • 3.アクティブスピーカーを購入し、DAコンバーターとアンプ、スピーカーを撤去する。
  • 4.サウンドバーを購入し、DAコンバーターとアンプ、スピーカーを撤去する。

これらについて、それぞれメリット・デメリットを考えていきます。

1.DAコンバーターを新調し、アンプとスピーカーは流用して使用する。

壊れてしまったDAコンバーターのみを新調し、アンプとスピーカーは既存のものを流用するプランです。

メリットとしては、(もちろん購入する製品にもよりますが)一番コストがかからないと考えられます。既存のスピーカーやアンプを使用するため、いままで購入したものも無駄にはなりません。

デメリットとして考えられるのは、「アンプの寿命」「スペースが必要」「統一感がなくなる」です。

「アンプの寿命」については、今回壊れてしまったDAコンバーターと同時期に購入した製品であるため、かれこれ20年以上使用している製品だという事です。アンプを流用したとしてもいつまで使用できるか不安があります。

また、アンプはミニコンポの部類に入るとはいえ、机の上に置くとそれなりにスペースが必要となります。見た目の統一感もなくなるため机の上が雑然とした雰囲気になるかもしれません。

正直このプランはコストは抑えられるかもしれませんが、「あまり面白くなさそうだなぁ」というのが正直な感想です。

2.DAコンバーターとアンプを新調し、スピーカーは流用して使用する。

DAコンバーターを物色していて知ったのですが、今はとても小さなDAコンバーターやアンプがあるのですね。しかも比較的コストも抑えられている様子です。

これらの事実を知って考えたのが「DAコンバーターとアンプを新調し、スピーカーは流用して使用する」というプランです。

もともと使用していた「パイオニア ピュアモルトスピーカー S-A4SPT-VP」はとても気に入っていましたので、これを流用できるメリットがあります。

また、DAコンバーターとアンプを同じブランドで揃えることで、見た目の統一感も出ることでしょう。プラン1と比較しても机の上をスッキリとさせることができます。

デメリットとしては、DAコンバーターとアンプを購入する必要があるため、比較的コストがかかるという点です。またPC→DAコンバーター→アンプ→スピーカーとケーブルをつなぐ必要あるため、ケーブル類がゴチャゴチャとしてしまうかもしれません。

しかし、色々と製品があるため面白そうな感じがします。

3.アクティブスピーカーを購入し、DAコンバーターとアンプ、スピーカーを撤去する。

このプランもDAコンバーターを物色していた際に、アクティブスピーカーも種類が豊富になっていることを知ったことから考え始めたプランになります。

以前は「アクティブスピーカー」と言えば、簡易的なスピーカーという印象でした。しかしデスクトップオーディオが一般的になってきた現在では、オーディオ機器のメーカーからも多数の製品が販売されています。

アクティブスピーカーを導入するメリットとしては、「デスクトップがスッキリする」という事です。

最近、家計管理を進めるうえで家の中の不用品を整理しているのですが、「モノが少ない生活」というものが非常に快適だ、という事を知りました。

アクティブスピーカーを導入することで、DAコンバーターとアンプが必要なくなり、デスクトップ上にはスピーカーとヘッドホンアンプのみとすることが出来ます。

これはとても魅力的に思えます。

デメリットとしては、今まで使用して機材を処分する必要があることと、アクティブスピーカーのコストがかかるという点です。

アクティブスピーカーも本当に種類が豊富で数千円のものから10万円以上するものまで様々です。上をみてもきりがないのですが、中途半端な製品を購入してがっかりすることは避けたい気持ちもあります。

今までのシステムは、マニアの方から見ればおもちゃみたいなものだと思いますが、一般的な人から見ればそこそこ立派なオーディオ環境だったと思っています。

「せっかく買うなら、今までと同等・・・もしくは良い音で聴きたい・・・」

そう考えて調べると、気になるアクティブスピーカーもそれなりの金額がかかってしまいます。

「家計管理のためにも無駄な支出を減らしたい」気持ちと「安物買いの銭失いはしたくない」という気持ちがぶつかります。

4.サウンドバーを購入し、DAコンバーターとアンプ、スピーカーを撤去する。

これはアクティブスピーカーのプランとほぼ同様の理由から考えたプランです。

私はモニターアームでPCのモニターを設置しているため、モニターの下部にスペースがある状態となっています。アクティブスピーカーの場合はモニターの左右に設置する必要がありますが、サウンドバーであればこのスペースに収めることができ、デスクトップ上がすっきりするのでは?と考えたのでした。

デメリットもアクティブスピーカーのプランと同様に、コストがかかるという点と製品の選択肢が少ない、という点です。

特に現在使用しているモニターの下部に収まる製品と考えると、幅が60cm前後である必要があります。そうなると選択できる製品の数もグッと減り、またエントリーレベルの製品群となるため、アクティブスピーカーのプランと同様に

「せっかく買うなら、今までと同等・・・もしくは良い音で聴きたい・・・」

という気持ちが出てきてしまいます。

アクティブスピーカーのプランやサウンドバーのプランを考えているうちに、「生活レベルと上げると下げるのが難しい」とよく言われているのがわかるような気がしてきました・・・。

せっかくお金を使うのに、前よりもレベルダウンするのはお金が勿体ない感じがしてしまうんですよね。

「足るを知る」ことの難しさも感じます。

迷い中

そんなこんなで、新しいデスクトップオーディオ環境を構築しようとしているのですが、

「家計管理をしてお金を貯めたい」「モノを減らしてスッキリと生活したい」「ダウングレードはしたくない」という相反する感情がぐるぐると回っており、現在迷い中です。

きっとどれも正解なんでしょうが、「なにを大切にするか?」という事なんでしょうね。

しばらく考えます。