工夫と改善、試行錯誤の日々
節約・家計管理

光回線乗り換え

ソフトバンク光→マネーフォワード光へ

現在、家計の見直し中でありまして…固定費の削減目的でインターネットプロバイダの乗り換えを行いました。

もともとソフトバンク光は、携帯電話の二年縛りがあった時代に、MNPでソフトバンクとワイモバイルを行ったり来たりすればお得で、しかもプロバイダを乗り換えなくて済むかも?位の気持ちで契約していました。

…が、時は流れて…今や携帯電話を取り巻く環境も大きく変わりましたね…

結局、ソフトバンクとワイモバイルとの行き来をすることもなく数年が経ち、家計の見直しを行う過程でプロバイダを変更しようとの結論に至りました。

今回はソフトバンク光からマネーフォワード光へのプロバイダ乗り換えについて、あまり簡単にはいかず結構時間がかかったので、その中で私が調べたことや聞いたことなどをお伝えしたいと思います。

結論としては、マネーフォワード光へスムーズに移行するためにはソフトバンク光のIPv6の回線を閉じてもらい、PPPoE方式のIPv4へ変更しておく必要があるそうです。変更しておかないとマネーフォワード光へ切り替わった際に上手く切り替えが行われず、2~3日間インターネットが使えないこととなるとか。

経緯

先ほど「家計の見直しを行う過程で・・・」とお伝えしましたが、なぜその中でプロバイダを「マネーフォワード光」へ乗り換えるかというと、「マネーフォワードME」を使いたかったからです。「マネーフォワードME」はご存じの方も多いと思いますが、登録した金融機関の残高やクレジット決済などを自動的に取り込んでくれる家計簿アプリですね。家計管理を行う上で必要との判断しました。

このマネーフォワードMEは無料でも使えますが、無料版では連携できる金融機関に制限がかかってしまうので、有料版(月額500円)を使っています。

マネーフォワード光を契約すると、このマネーフォワードMEの有料版が無料で使えるようになる特典が付いてくるのです。

つまり月額500円の節約になるという事ですね。

「月額500円なんて・・・」と昔の私なら思っていたかもしれません。しかし住宅ローンの金利の交渉の過程で、月額1000円の節約効果を得るために40万円ほど必要だったことを考えると馬鹿にはできません。

また、私は携帯電話はY!mobileを契約しています。契約当時は安かったですが、今では他に安いプランが色々と出てきましたね。これも併せて見直しをする予定なので、おうち割光セットを適用していたソフトバンク光の契約を続ける理由が無くなってしまったのです。

料金比較

正直に言いますと、プロバイダ単体での料金はほとんど変わりがありません。というか逆に単体料金では高くなっています。

Softbank光:月額基本料3,800円+オプションパック月額利用料500円=4,300円

マネーフォワード光:月額基本料3,850円+光電話利用料550円=4,400円

マネーフォワードMEの利用料金分を加味すると、約400円の節約となりますね。

チ、チリツモですよ・・・チリツモ・・・

マネーフォワード光へ申し込みをする

マネーフォワード光の仮申し込み

マネーフォワード光のサイトから「お見積りにすすむ」から「仮申し込み」をします。「マネーフォワードID」が必要になりますので、併せて登録しておきます。

続いて「事業者変更承諾番号の取得」と「USEN NETWORKSからの確認電話」を選択する画面が出てきます。

私はあまりネットワークに詳しくないので、「USEN NETWORKSからの確認電話」を選択しました。

確認電話がかかってくる

すると2~3日後にUSEN NETWORKSから電話がかかってきます。

その電話にて様々な確認事項を聞かれるのですが、その中で

  • ・マネーフォワード光はIPv6方式のみでのサービスの提供となること
  • ・ソフトバンク光側でIPv6方式での通信を行っているとインターネットにつながらない期間が数日発生すること
  • ・切り替えをスムーズに行うためにはIPv4形式に切り替えておく必要があること

を伝えられます。・・・当時は正直何を言ってるのか全然わかりませんでした。現在のソフトバンク光での通信方式が何かも把握していない、というか理解していません。とりあえず今の通信方式を確認することとします。

ソフトバンク光の通信方式は

ソフトバンク光のマイページにて確認すると通信方式は「IPv6高速ハイブリット」というものらしいです。

調べてみると「従来の「IPv4」での接続方式と「IPv6」という新しい接続方式の両方を、特別な切替設定なくご利用できる接続方式で、下り最大1Gbpsの高速通信を提供するサービスです。」との事。

正直今でもよくわかりません。

「IPv6を使っているとマネーフォワード光的にはダメらしいけど、IPv4方式でも繋がっているみたいだからそのままでも大丈夫なのかな?」とか思っていました。一応USEN NETWORKSに問い合わせます。

IPv6高速ハイブリット」から「IPv4」に切り替える必要あり

USEN NETWORKSさんに問い合わせると、やはりIPv4に切り替える必要があるとの事。

今思うと「だからIPv6使ってたらダメだって何度も言ってるでしょ」と言いたかったと思います。担当の方には丁寧に対応していただきました。どうもありがとうございました。

「IPv4」への切り替え方法は

ソフトバンク光へIPv4へ切り替えが出来るか確認します。基本的にはソフトバンク光への問い合わせに関してはチャットを利用しました。チャットはやり取りを保存しておいて後で読み返すこともできるので、お勧めだと思います。

ソフトバンク光にIPv4に変更したい旨を伝え、可能のどうかを確認すると、「BBユニット」を交換すれば可能との事。私のイメージとしてはソフトバンク光側で「IPv6高速ハイブリット」で通信を行うか、「IPv4」で通信を行うかの設定を行うのかと思っていたので、BBユニットを交換することで通信が切り替わる、というのはよく理解できませんでした。というか今でも理解できてません。とりあえず交換するBBユニットの発送を依頼します。

(後日、このIPv4への変更の依頼の内容に関して、不足があることが判明します。IPv4への変更に際して「IPv6の回線の契約は終了してください」と伝える必要があるそうです。私の場合、この時点で運よくIPv6の契約が終了となっていたようだったので、事なきを得ました)

USEN NETWORKSへ報告

USEN NETWORKSさんにBBユニットを変更することでIPv6からIPv4に変更することが可能だという事を伝えます。するとUSEN NETWORKS側からIPv4に切り替わったら「事業者変更承諾番号の取得」をするようにとの指示がありました。

BBユニット到着

数日後、ソフトバンク光から見た目も型番も全く同じBBユニットが届きます。今まで使っていたBBユニットと差し替えるだけで良いという事だったので交換します。

特に難しい設定などは行う必要もなくインターネットの使用も問題なく行えました。

一応、「my softbank」で契約内容を確認すると「Pv6高速ハイブリット 未利用」となっています。また、IPv6で接続できているかどうかを確認するサイトがあったので、確認するとIPv4のみでの通信となっているのが確認できました。(後日、この確認サイトでの確認もソフトバンク光側でIPv6回線の契約が終了しているかどうかの判断にはならない、との指摘を受けることとなります)

ソフトバンク光から事業者変更承諾番号の取得

IPv4のみでの通信が確認できたので、ソフトバンク光へ連絡し、「事業者変更承諾番号の取得をお願いしたい」旨を伝えます。すると「どこの事業者に変更するのか」を聞かれ、一年間のキャンペーン価格の提示をされました。噂には聞いていましたが、本当に値下げをしてくれるのですね。

色々と提案を受けますが、とにかく事業者変更承諾番号をください、と伝えます。

事業者変更承諾番号は翌日にSMSにて受け取れるとの事でした。てっきりその場で貰えるものだと思っていました。

USEN NETWORKSへ報告

翌日、事業者変更承諾番号の連絡が来たため、USEN NETWORKSへ報告します。

後日切り替え日が決定したら連絡を頂けるとの事でした。

USEN NETWORKSからの連絡

数日後、USEN NETWORKSさんから回線の切り替え日が決定したとの連絡が入りました。

その中で、「IPv6での通信なので、数日間インターネットが使用できなくなります」と言った内容を伝えられます。

「えっ?通信が止まると困るので、言われたとおりにIPv6からIPv4に変更してもらっているんですけど」と伝えます。IPv6で接続できているかどうかを確認するサイトでもIPv4のみでの通信となっているのが確認できたことも併せて伝えます。

すると、機器の変更だけでは不十分でIPv6の契約を終了してもらう必要があることを伝えられます。確認サイトもソフトバンク光側の契約が終了しているかどうかの確認にはならない、との事。

・・マジか・・・インターネットが止まるのが嫌だったから面倒な機器の変更までしたのに・・・

文句の一言も言いたいところですが、連絡をくれているUSEN NETWORKSの方は当時の方とは違うので全く悪くありません。

伝達のミスの謝罪を受けたのち、USEN NETWORKSからは、このまま切り替え作業を続けるか、それとも仕切り直してIPv6の契約を終了し、改めて事業者変更承諾番号の取得をするかを確認されます。

ここまでくるのに、機器の変更やらなんやらで仮申し込みから既に一カ月近くかかっています。正直これ以上変更に時間をかけたくありません。

このまま切り替え作業を続けることとします。

すると、切り替え日までに事前にソフトバンク光へ連絡し、「切り替え日と切り替え日移行最短でIPv6の紐づけを解除してもらうよう依頼」することで、インターネットのつながらない期間が短縮されるとのアドバイスを頂きます。

ソフトバンク光へ依頼

USEN NETWORKSからのアドバイスを受け、翌日ソフトバンク光へ連絡します。

チャットにて「切り替え日と切り替え日移行最短でIPv6の紐づけを解除してもらうよう依頼」しました。

するとソフトバンク光からは

「紐づけの解除は手動では行っていない、紐づけの解除は回線の切り替えが終わった後、一カ月ほどで自動的に切り替わる」との回答が来ます。その間はIPv6での通信は行えないが、IPv4での通信が行えるから問題ない、との事。

・・・ちょっと待ってくださいよ、一カ月って長すぎません?っていうかマネーフォワード光はIPv6のみでのサービス提供って聞いているんですけど、その場合って一カ月インターネット使えないってことですか?

・・・混乱します。

USEN NETWORKSへ相談

どうしたらよいか途方に暮れてしまったので、再度USEN NETWORKSへ連絡します。すると運よく昨日連絡していただいた方と繋がります。昨日の電話で変なクレームを入れないで良かった、と思いました。ネチネチとクレーム言っていたら印象悪いですもんね。

事情がある程度わかっていただいているので、話がスムーズに進みます。

USEN NETWORKSの方も切り替えに一カ月ほどかかるというのに驚いていました。

そしてやはり切り替えにかかる時間とインターネットが使用できない期間は同じとの事。

切り替えに一カ月かかるとインターネットが使用できない期間も一カ月となります。もはや我が家ではインターネットは水道・ガス・電気と同等の重要なインフラなので、長期間使用できないのはかなり厳しい状態です。

どうしたら良いのか相談すると、まずは現状のIPv6の回線の契約の状態を確認しよう、という事になりました。IPv6の契約が終了しているのであれば、紐づけの解除は必要ないのでスムーズに移行できます。

もし、IPv6の契約が終了していなければ、再度紐づけの解除の依頼することとします。電話の担当によって返答に差がある場合もある様子なので、再度依頼することで「2~3日で切り替えを行います」との返答を期待しようという事になりました。

ソフトバンク光へIPv6の契約が終了しているか確認

ソフトバンク光へIPv6の契約がどのようになっているかを確認します。

回答は、「IPv6の回線は閉塞しています」とのことでした。

「『閉塞』とは新しい事業者がIPv6の信号を送った場合に、スムーズに受診を行えるということですか?」と確認すると、「その通りです」との事。

ひと安心です。

ホームゲートウェイの送付

数日後、USEN NETWORKSからホームゲートウェイを送付します、との電話がきます。

マネーフォワード光で使用するホームゲートウェイを送付するので、切り替え日までに現在使用しているソフトバンク光のBBユニットと差し替えてほしい、との事です。回線が切り替わったタイミングでホームゲートウェイを交換した方が、色々と設定を直す必要がないと思ったので、「回線が切り替わったタイミングで交換してもいいですか?」と確認すると「事前に交換する必要がある」との事。・・・ネットワークは詳しくないので不安です・・・

また、電話を頂いたのが以前「IPv6からIPv4への切り替え」の際に担当していただいた方のようで、説明の不備を謝罪していただきました。その後の経緯を説明し、現在はIPv4のみでの接続になっていることを伝えます。

ホームゲートウェイを差し替え

数日後、ホームゲートウェイが届いたので、既存のBBユニットと差し替えます。

当然そのままではインターネットには繋がらないので、ホームゲートウェイの設定画面にてソフトバンク光の必要情報を入力して接続します。

こういった設定作業はネットワークをあまり理解していない人間には結構ハードル高いんですよね・・・繋がらない場合にも問題の切り分けが難しいというかなんというか・・・

緊張しながらもなんとか差し替えを行い、インターネットも元通りに繋がるようになりました。

切り替え日の連絡

数日後、USEN NETWORKSから電話があり、回線の切り替え日の連絡がありました。

その連絡の中で「お客様はIPv6での接続なので数日間インターネットが使用できない期間があります」とのこと。

・・・またその話ですか・・・先日「IPv4のみでの接続」に切り替わっている、と伝えたはずなんだけどなぁ・・・

再度、「IPv4のみでの接続」となっていることを伝え、その後のUSEN NETWORKSから説明を聞いていると、

「ホームゲートウェイは回線が切り替わったタイミングで交換してください」との事。

・・・以前に頂いた電話で「事前に交換しておく必要がある」と言われたので、既に交換してしまっているんですけど・・・というか、確認したうえで「交換する必要がある」ってことだったので頑張って交換したんですけど・・・

「交換しておいてほしい、という事だったので既に交換してしまっています」と伝えると「担当に確認して再度連絡する」との事。・・・なんだかなぁ

結局、ホームゲートウェイを交換してしまっていたとしても、問題はないだろうとの事。

無事に切り替わるかどうか不安を抱えながら、切り替え日を待ちます。

切り替え完了

指定されていた切り替え日は仕事だったため、帰宅後に確認してみるとインターネットが繋がらないといったこともなく、無事に切り替えが終了していました。

・・・ここまで長かった・・・

まとめ

結局、マネーフォワード光に申し込みをしてから一カ月以上かかってようやく回線の切り替えが終わりました。私が不慣れな面もありますが、結構時間がかかったなぁ、というのが正直な感想です。

私の場合だけかもしれませんが、USEN NETWORKSはこまめに電話連絡を頂けるのですが、情報の共有がいまいちというか、何度も同じ説明を行わなければいけない場面が複数あったのが残念でした。

また、担当の方によって説明が異なっていることがあり、混乱することがありました。ただ、どれも大きな問題にはならなかったので、そこまで重要な話ではないのかもしれません。

以上、ソフトバンク光からマネーフォワード光への移行についてお伝えしました。

マネーフォワードMEは家計管理を行う上で必須ツールだと思います。

私の場合は結構手間取ってしまいましたが、家計管理を行うのであればマネーフォワード光への移行も良い手段かと思いますので、参考になれば嬉しいです。