使用しているオーディオ機器
最近「壊れた」話ばかりで恐縮なのですが、先日使用していたDAコンバーターが壊れてしまいました。今回はそのことについてお伝えしたいと思います。
まず、私のPC周りのオーディオ環境についてご紹介します。
- スピーカー:ピュアモルトスピーカー S-A4SPT-VP(パイオニア)
- DAコンバーター:DPF-7002(ケンウッド)
- アンプ:KAF-7002(ケンウッド)
- ヘッドホンアンプ:DA-100(ラックスマン)
PCからの情報を光デジタルケーブルにてDAコンバーターのDPF-7002へ送り、その後アンプのKAF-7002→スピーカーのS-A4SPT-VPという形で構成していました。
ご存じの方もいるかもしれませんが、このDAコンバーター(元々はCDプレーヤー)とアンプはケンウッドの「K‘s」というシリーズで販売されていたミニコンポです。
当時大学生だった私は、自分としては非常に高価なものだったのですが、思い切ってこれらを購入し、以来20年以上使用してきたのでした。
長年使用できていた理由としては、「壊れなかった」という理由も大きいのですが、DAコンバーターとして使用していた「DPF-7002」の存在があります。
この「DPF-7002」は元々CDプレーヤーなのですが、DAコンバーターとしても使用できるものでした。というのも、デジタル機器の心臓部でもあるDACに、バーブラウン社製のPCM-1702を8個(当時一個8,000円程度していたそうです)使用していたため、DAコンバーターとしても優秀だったのです。
20年以上も経つと音楽を聴く環境もだいぶ変わり、私自身もCDはあまり買うことは少なくなってしまったのですが、DAコンバーターとして役割を変えることで、長年使用できていたのでした。
ところが、先日この「DPF-7002」が突然壊れてしまったのです。
「DPF-7002」壊れる
いつものように「DPF-7002」とアンプの「KAF-7002」の電源を入れて、動画を視聴しようとしたところ、常に「ヴーン」という音がしているのみで、動画の音声が聴こえません。
アンプへの入力をヘッドホンアンプ経由にするときちんと音が出るため、アンプとスピーカーは正常に動いている様子です。
接続部分に接点復活剤を使用したりしましたが、当然改善されません。
「ついに壊れちゃったかぁ」
インターネットでも調べてみましたが、CDプレーヤーとしてのピックアップの交換などの情報は出てくるものの、同様の症状については見つけることが出来ませんでした。
20年以上前の製品ですから、メーカーであるケンウッドでも当然修理の対応期間は終了しています。
今回オーディオ機器の修理に関して調べてみるとわかったのですが、オーディオ機器で使用されているコンデンサは徐々に劣化していくようですね。経年劣化によって音が悪くなったり動作不良を起こしたりするようです。
という事は、今回の故障部分を修理したとしても、他のコンデンサなどのパーツも劣化していたら、また不具合が出る可能性があるようにも思えます。そもそも今回の不具合もこういったパーツの寿命かもしれません。
そうなると、今回の不具合の修理だけではなく、コンデンサなどの消耗品は全部交換する必要があるような気がしてきます。こうなると「修理」というより「オーバーホール」と言った方が適当かもしれません。
それで、オーディオ機器のオーバーホールについても調べてみたのですが、やはりかなり金額はかかるようですね。
そもそも「オーディオ」という趣味がお金がかかるうえに、気に入った機器を長く使うためのオーバーホールが安いわけはないですね
私の場合、アンプも20年以上使用しています。今回不具合の出たDAコンバーターをオーバーホールしたら今度はアンプも不具合が出てオーバーホールが必要になった、みたいなことにもなりかねません。
2機種のオーバーホールはお小遣い制のサラリーマンにとってはかなりきつい金額です。
高音質化や修理のために自らコンデンサを交換している猛者もいるようですが、私自身電気関係の知識や技術が皆無なのでちょっとハードルが高すぎます(非常に面白そうなんですけどね)。
「・・・この辺が潮時かな」
そのような経緯もあり、20年以上連れ添った「K‘s」とお別れする決意をしたのでした。